【バンガロール】香港CLP Holdings Ltd傘下のCLP Power Internationalは1000MW(メガワット)のMangalore Power Co (MPC)プロジェクトを、支払保証のないまま実行に移すもようだ。
カルナタカ州政府幹部は先週土曜、ロイター通信に対して「譬えエスクロー(第3者寄託金)が提供されなくても、彼らは喜んでプロジェクトを進めるだろう」と語った。
インディアン・エクスプレスが9日伝えたところによると、Michael David Kadoorie会長に率いられるCLP代表団は先週初、バンガロールを訪れ、SM Krishna首席大臣と会談、当該プロジェクトに対する意見書を提出した。
エスクローは州電力局がMPCから購入する電力に対して設定するもので、その額は45億ルピー(US$1.035億)にのぼる見通しだ。民間電力開発業者は、州電力局が支払い不能に陥るリスクをカバーするため、一般にエスクローを求める。同保証は電力業者が金融機関から融資を受ける際の重要条件にもなる。CLPはタタ・グループと、見積もりコスト13億米ドルの当該発電事業を進める計画だ。