【ヴィサカパトナム】アンドラプラデシュ州ヴィサカパトナムを拠点とするインドの主要な工場設備メーカー、国営Bharat Heavy Plates and Vessels Ltd (BHPV)は最大74%までの政府持ち分売却の準備がほぼ整い、B. Venkateswarulu同社重役(MD)は6日記者会見し、民営化計画の詳細を初めて公式発表した。
ザ・ヒンドゥーが7日報じたところによれば、同社顧問を務めるマーチャント・バンカー、S. B. BillimoriaはBHPBの自己資本評価を含む調査報告を政府に提出、目下報告書の内容を検討中の政府は、近日中に最大74%の政府持ち分の国際入札を募集する可能性がある。
政府は、国際入札募集に先立って民営化計画を一層魅力的なものにする資本再編案を承認するものと見られる。BHPVの自己資本は19クロー(US$435.8万)、負債総額は35クロー(US$802.8万:借入元金20クロー/累積金利15クロー)で、同負債の一部を資本に転換、自己資本と借入の比率を0.7:1にすることが提案されている。
単一のコンソーシアムがBHPVの支配権益を買収する可能性もあるが、その可否は報告書の内容を検討後、政府により決定される。
BHPBの業績を見ると、受注の下降から99/00年度の営業額は前年の270クロー(US$6193万)から180クロー(US$4128万)に縮小した。しかし過去数ヶ月に400クローの新規受注があり、00/01年度の営業額は350クローをマーク、別に400クローの新規受注が期待できる。
BHPVは発電施設用ボイラー・プレッシャー・ユニットの製造施設を導入し、発電事業への進出を図っており、新年度は40~50クローの発電関連契約を獲得できる見通しだ。また同社は依願退職スキームを通じた人員削減計画の費用に当てるため15クローの起債を計画していると言う。