2000-04-10 ArtNo.22116
◆州政府、オリッサ・エクストルージョンの買い手物色
【ブーバネスワル】オリッサ州政府は、National Aluminium Company (Nalco)、ハイデラバード拠点のKarnataka Metals、カルカッタ拠点のImpex Ferro Alloys、マドヤプラデシュ州インドール拠点のMan Aluminium等に、経営難に陥ったBalasore拠点のOrissa Extrusion Ltd (OEL)の買収もしくはリースを求めている。
インディアン・エクスプレスが消息筋の談として7日伝えたところによれば、Nalcoは独自の拡張プロジェクトで手一杯と、冷ややかな姿勢を見せているが、Impex Ferro Alloysは代表団を派遣し、OEL側とリース条件等について協議を行ったようだ。
OELは労働者の賃金支払いにも事欠くことから2000年5月20日をもって工場を閉鎖することを州政府労働問題担当部門に通知、承認を求めたが、州政府のBimbadhar Kuanra労働部長は先週火曜、州工業局に対して工場再建の可能性を探るよう指示、OELプロモーターに対しては新資金の注入を求めた。州工業局とOELプロモーターは今月19日に会合し、関係問題を協議する。
OELは、Indian Aluminium Company Ltd (Indal)と州営Ipicolが1988年に合弁で設立、1989年から年産5000トンのアルミ押し出し工場の商業生産を開始したが、操業当初から過剰供給問題に悩まされてきた。また最近はアルミ製品価格や流通に対する統制が解かれたことから、同社の苦境は一層深まった。
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