2000-04-10 ArtNo.22115
◆ジンダル・ストリップ、US$6000万輸出目指す
【ニューデリー】OP Jindal groupの旗艦、年商1000クロー(US$2.3億)Jindal Strips Ltd(JSL)は、2000/01年度に6000万米ドルの輸出を目指している。
JSLの2000年3月期輸出実績は約3000万米ドルと、営業額の10%強を占めたが、新年度の同シェアは25%にアップする見通しだ。
インディアン・エクスプレスが7日報じたところによると、JSLの付加価値製品輸出と国内市場シェア拡大戦略の結果、同社の営業マージンは98/99年の17%から99/00年の19%に改善した。主要市場にはスイス、イタリヤ、ロシア、米国、ナイジェリア、南アフリカ、香港、ネパールが含まれる。冷間圧延ステンレス・スチール・プロジェクト第1期工事の結果、輸出能力は大幅に強化された。JSLは1998年に400クローを投じ、ステンレス・スチールの冷間圧延(CR)能力を年間6万トン拡大する工事に着手したが、その後同プロジェクトを2期に分けて進める方針を決めた。第1期工事では既存の年産3万トンのCRミルの近代化が図られ、工事コストは77クロー、内50クローはルピー建てターム・ローン、残りは内部資金で賄われた。目下進められている第2期工事では年産6万トンのCR施設が増設される。第2期工事のコストは250クロー、内130クローはルピー建てローン、14クローは内部資金、残りは外貨建て転換社債(FCCB)の発行を通じて調達される。当初、FCCBによる3000万米ドルの調達が目指されたが、応募超過から調達額は3500万米ドルに上方修正された。
JSLはまた米国におけるステンレス・スチールCR施設の権益を300万米ドルで買収、JSLが51%出資する同工場は3月に稼働した。
JSLはまたSteel Authority of India Ltd(SAIL)傘下のSalem steel plantとの合弁事業に強い関心を抱いている。同合弁によりJSLは国内ステンレス・スチール市場におけるリーダーとしての地歩を強化できる見通しだ。
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