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1995-01-20 ArtNo.221
◆＜馬＞中央銀行、債務返済能力のない保険会社買収に警鐘
【クアラルンプル】マレーシア中央銀行のアハマド・モハド・ドン総裁は18日、上場企業が債務返済能力もない保険会社を新株発行により高値で買収するのは少数株主の権利を犠牲にした無責任な行為であると批判した。
この日マレーシア普通保険協会主催の会議でスピーチしたドン総裁によれば、この種の保険会社の買収価格は往々にして純資産価値を大幅に上回っているが、買い手の上場企業が実際に負担するのは株券の印刷費に過ぎない。とは言え当該上場企業の1株当たりの資産は縮小するため、少数株主の利益は損なわれざるを得ない。また買い手の上場企業の経営者が当該保険会社の売り手でも有ると言ったケースも少なくない。ドン総裁は債務返済能力のない保険会社を買収するものは、先ず現金を注入して当該保険会社の財務再建を図る誠意を示すべきだと提案した。(NST,NS,SJ,BT,LZ:1/19)
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