SEAnews 2000-04-06 ArtNo.22090

【ムンバイ】インド産業金融投資会社(ICICI:ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｱﾙ･ｸﾚﾃﾞｨｯﾄ･ｱﾝﾄﾞ･ｲﾝﾍﾞｽﾄﾒﾝﾄ･ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ･ｵﾌﾞ･ｲﾝﾃﾞｨｱ)傘下のICICI InfotechとSun Microsystemsは4日、それぞれの強味とするものを出し合い協力することで合意、覚書を交換した。
エコノミック・タイムズは5日、以上の消息を報じるとともに、あまり関係のなさそうな畑違いの2社の合弁は、テクノロジー企業とクライアント企業間の新たなタイプのパートナーシップの先駆けになる可能性があるとコメントしている。
ＩＣＩＣＩインフォテックとサンは、1）ドットコム・スタートアップ、2）ドットコム・コンピテンシーを備えたデータ・センター、3）ASP(ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ･ｻｰﾋﾞｽ･ﾌﾟﾛﾊﾞｲﾀﾞｰ)モデルに倣ったシェアド・データ・センター、4）災害復旧センターの4領域において協力する。
ＩＣＩＣＩのKV Kamath重役(MD/CEO)によると、両社の協力は、単なる技術協力の域を超え、それぞれのコンピテンシーを生かした新たなビジネス機会の開拓につながる。両社の提携は既に、ＩＣＩＣＩによるサン・マイクロシステムのE-10000 Star Fireサーバー購入につながっており、ＩＣＩＣＩは同サーバーの余剰キャパシティーをスタートアップ企業のインキューベーションに利用する。設立が提案されているドットコム・データ・センターは、スタートアップ企業の新技術のテストや評価に利用されると言う。