【カルカッタ】過度な値下げや常軌を逸した競争を回避し、合理的価格と相互の利益を維持する狙いから全国の主要鍛造会社がカルテルを結成した。
カルカッタベースのVikrant Alloys and ForgingsのR K Chhajer取締役がエコノミック・タイムズに語ったところによると、インディアン・レールウェイズ(Rys)はオープン・ダイ・スチール・フォージングの国内最大のバイヤーで、カルテルの主要任務の1つは鉄道省がカルテル外の企業に契約を発注するのを阻止すること。オープン・ダイ・スチール・フォージングを手掛ける主要業者は5社だが、カルテルに参加していない中小業者は数百にのぼる。これら5社とは、いずれもプーナ拠点のBharat Forge/Fomass/R K Forge/Kran Radarと、東海岸のVikrant Alloys and Forgings。
これら大手鍛造会社は、SAIL、TISCO、ESSAR等の鉄鋼メジャーが大型プロジェクトを実行する際には契約を獲得できたが、その他の領域では、過去数年未組織の中小業者によりビジネスを蚕食されて来た。
Rysはオープン・ダイ・フォージングの常顧客で年間80クロー前後の契約を発注している。しかしRysは入札により、品質に関わりなく、最低価格をオファーしたものに契約を発注するため、大手鍛造会社は非合理な低価格により中小業者に契約を奪われることがしばしばだった。
なお東海岸拠点のVikrant Alloysは過去7年安定した成長を遂げ、売上は営業初年度の2クローから、今や12クローに接近。急速に頭角を現したと言う。