2000-04-05 ArtNo.22066
◆年初9ヶ月の内外投資US$265億、54%アップ
【ニューデリー】インド全国における昨年初9ヶ月(1999/4-12)の総投資額は11万5657クロー(US$265.34億)と、前年同期の7万5065クローに比べ54%アップした。
エコノミック・タイムズが3日、商工省のデータを引用して報じたところによると、総投資額には外国企業、地元企業、輸出志向ユニットの投資が含まれる。
伝統的に投資誘致で他州をリードするマハラシュトラ州とグジャラート州ばかりでなく、その他の少なからぬ州における投資にも拡大基調が見られ、グジャラート州における投資額は、前年同期の8019クローから1万4163クロー(US$32.484億)に、マハラシュトラ州では2万1450クローから3万3267クロー(US$76.3億)に、それぞれ大幅な増加が記録された。特にデリーでは889クローから2073クローに、また西ベンガル州でも639クローから6641クローに、驚異的な増加が見られた。西ベンガル州では6641クロー中6317クローが地元資本で占められ、こうした地元資本の優位はパンジャブ州でも見られた。この他、タミールナド州における投資も6864クローから8771クローに拡大している。
しかしアンドラプラデシュ州における年初9ヶ月の投資額は3864クロー(US$8.86億)と前年同期の6461クローを40%も下回り、世界のハイテク投資地として内外資の誘致を図るChandrababu Naidu同州首席大臣の努力とは裏腹な結果となった。同州の通年の数字も、前年実績の7352クローには遠く及ばない見通しだ。
とは言え、投資の下降を見たのはアンドラプラデシュ州に限ったものではなく、カルナタカ州の投資額も3780クローと、前年同期の7292クローからほとんど半減している。
過去3ヶ月来急増を見ている輸出とはことなり、投資は年間を通じてほぼ平均していることから、異例のメガプロジェクトでもない限り、これら両州が最後の3ヶ月間に退勢を挽回する可能性は少ないと言う。
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