2000-04-04 ArtNo.22051
◆日本商社5社、三菱化学のPTAプロジェクトに29%出資
【カルカッタ】日商岩井、三菱商事、トーメン、丸紅、住金物産は、三菱化学が西ベンガル州Haldiaに計画する1600クロー(US$3.66億)の高純度テレフタル酸(PTA)製造事業に約29%出資する。
Mitsubishi Chemical India(MCPI)のKenzo Tamura重役によると、年産35万トンのPTA製造施設は、4月1日に操業を開始、4月11日に開所式を催す。従業員は700人で、日本人は23人。フル稼働時には1000クローの年商が見込める。ちなみに5000クローのHaldia Petrochemicals projectの開所式は4月2日。
PTA事業の払込資本は530クロー、製品の30~40%は輸出される。MCPIは他の株主とバイバック・アレンジメント交渉を進めている。MCPIは地元リライアンスとの競争を回避する一方、競争力有る価格と輸送便宜の提供を通じ、西海岸顧客の獲得を目指す。目下、パラキシレンや酢酸等の原料は輸入しているが、より低価格がオファーされるなら、将来は国内調達も考えると言う。
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