2000-04-03 ArtNo.22044
◆Sterliteのインディア・フォイル買収計画完了
【カルカッタ】Williamson Magor groupのIndia Foils Ltd (IFL)取締役会は先週木曜(3/30)の会議で、Sterlite group傘下の Madras Aluminium Company Ltd (Malco)に自社新株1100万株(額面1ルピー/発行価格23.5ルピー)と1000万ワラント(1:1の比率で株式購入可/購入価格1株23.5ルピー)を発行することを認めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン/エコノミック・タイムズ/ザ・ヒンドゥーが先週金曜(3/31)報じたところによれば、株式購入権が全て実行されれば、MalcoはIFLの55%のシェアを占め、A Agarwal氏に率いられるSterlite groupが、Malcoを通じて、IFLの経営権を握ることになる。ICICIを代表するP.K. Basu氏、マネージング・ディレクターのAmit Ray氏、A. Khaitan氏を除く取締役は退陣し、代わってMALCOを代表し、Naveen Agarwal/Tarun Jain/S.C. Krishnan/Agnivesh Agarwalの諸氏がIFL取締役会に加わった。 これにより昨年12月7日に発表された両社の戦略提携構想は一応完了したことになる。
Agarwal氏がそのステートメントの中で明かにしたところによると、IFLはHindalco及びNalcoとメタル・ソーシング契約を結んでおり、同契約は今後も維持される。IFLのフレキシブル・パッケージング・ビジネスは今後一層拡張される。IFLの主要なウィーク・ポイントはファイナンスだが、今回の提携によりIFLの対外借入は大幅に縮小、金利負担は軽減される。一方、Sterliteは銅ビジネスの主要なプレーヤーで、電線/光ファイバー・ケーブル領域にもプレゼンスを築いている。またMalcoは年産35万トンのアルミ精錬施設を有する。
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