2000-04-03 ArtNo.22038
◆輸出振興資本財/パスブック制が残された主要な輸出奨励措置に
【ニューデリー】インド政府が先週金曜(3/31)発表した新輸出入政策の下、1)輸出振興資本財(EPCG)スキームと2)デューティー・エンタイトルメント・パスブック(DEPB)スキームが残された主要な輸出奨励スキームになった。また両スキームにも多少修正が加えられた。
EPCGスキームに関しては、窓口がこれまでの2つから1つに統合された。8年間に輸入資本財価格の5倍に相当する輸出義務が課され、それと引き替えに一律5%の輸入関税が課される。また20クローの輸入上限は撤廃され、全ての部門に拡大適応されることになった。このため、中小企業の受ける恩恵が最も大きいものと見られる。新品の輸入のみが認められ、中古資本財の輸入には適応されない。相殺関税や追加関税は徴収されない。同スキームは2001年3月31日以後、税払い戻しスキームに統合される。
製造された後10年以内の資本財は、特別輸入ラインセンスの返上と引き替えに、実際のユーザーに限り輸入が認められる。
DEPBスキームは2003年3月31日まで2年間延長されることになった。同スキーム下のプレ・エクスポート・ファシリティーは廃止され、ポスト・エクスポート・スキームのみが維持された。大蔵省は同スキームと関税払い戻しスキームの統合を欲している。
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