SEAnews 2000-03-31 ArtNo.22027

【ニューデリー】デリー拠点のPadmini Polymersはプラスチック部門を売却し、マルチメディア及びソフトウェア・ビジネスに集中する。
エコノミック・タイムズが30日、伝えたところによれば、現在マルチメディア／ソフトウェア部門はパドゥミニの営業額の75％に貢献している。赤字経営のプラスチック部門の売却は3月24日の株主総会で承認され、同社取締役会は月曜の会議で具体的売却方式を協議した。プラスチック部門が2000年6月までに売却されると、パドゥミニは100％マルチメディア企業になり、社名もPadmini Technologiesに改められる。
また金融再編に伴い現在存在する125クローの債務は返済され、1年内にゼロ債務企業に変身する。債務返済資金は主に優先株の発行を通じて調達される。
2000年6月期18ヶ月間の予想営業額は400クロー、予想純益は50クローで、これにはプラスチック部門の15クローの損失も含まれている。最近のＤＶＤ工場の稼働で営業額は顕著に増加する見通しだ。同工場ではマスタリング、複製、リアル・ピクチャー・プリンティング等が手掛けられ、年間生産能力は1100万ピース。製品の80％は輸出され、この方面のマーケッティング・タイアップも既に準備されている。財政再編完了後に、ＤＶＤ工場の製造能力を3倍に拡大することも計画されている。
1990年に設立されたPadmini Polymersは過去3年間に累積265クローの輸出を達成、スター・トレーディング・ハウスの認定を受けた。現在、主にＰＥＴ(ﾎﾟﾘｴﾁﾚﾝ･ﾃﾚﾌﾀﾚｰﾄ)コンテナ、ＣＤ、ＤＶＤ、ＣＤ－ＲＯＭ、ＣＤソフトウェアに関わるビジネスを手掛けているが、1995年にスタートしたマルチメディア部門は独自製品やソフトウェアの開発も手掛けている。この種の独自製品にはデザイナーＣＤが含まれる。