2000-03-31 ArtNo.22025
◆バンカメリカ、DSQソフトの34%権益を公開買い付け
【ムンバイ】BancAmerica Equity Partners(BEP)はDinesh Dalmia氏に率いられるボンベイ証取上場企業DSQSoftwareの34%の権益の買収を目指し、1株4000ルピーで公開買い付けを提案した。これによりBEPのDSQソフトウェア持ち分は現在の16.50%から50%以上に拡大、買収コストは2754クローに達する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが30日報じたところによれば、BEPは公開買い付け後、DSQソフトウェアの持ち分を米国拠点のRoss Perot Systemsに売却することになっている。
DSQソフトウェアの他の主要株主はCredit Suisse First Boston(CSFB)で、その持ち分は16.50%。プロモーターのDalmia氏が別に22%を保持している。
DSQソフトウェアは最近、その業務をテレコム/ネットワーキング/金融サービス/流通/製造/工学サービス/保険/公益事業等の部門に奉仕する異なるラインに再編する措置をとった。同社は年次報告書の中で、これにより大口顧客の情報技術(IT)面のニーズに迅速に応じられ、それぞれのライン・ビジネスは技術と市場力により牽引されるとしている。同ビジネス・モデルは元々Ross Perot Systemsにより創始されたもので、Ross Perot Systemsは金融面ではBenton International、ロジスティクス面ではIcarusの支援を得ている。
DSQソフトウェアの顧客にはVolvo、Audi、Airbus、Ingersol Rand、Volkswagen等が名を連ねており、新アレンジはこうした大手企業への効率的なサービスを可能にすると言う。
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