SEAnews 2000-03-31 ArtNo.22023

【カルカッタ】米国におけるエンクリプション(暗号化)プロジェクト獲得に成功したSignotron (India) Pvt Ltdは、次は欧州市場へのエンクリプション製品の売り込みや欧州におけるエンクリプション・プロジェクトの獲得を目指す計画で、先ず手始めに英国とフランス及び両国の周辺に照準を合わせる方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインがSignotronのBitan Basu重役(GM)の談として、30日報じたところによれば、当面の目標は、コンピューター・セキュリティー関連製品やサービスの販売により250万米ドルの営業額を達成すること。
ビジネス対ビジネス(B2B)／ビジネス対消費者(B2C)取引における安全／確実な電子処理を保証する製品やシステムの開発に力を入れており、これまでにSigma 2000／CFS／MyPC／Cywatch／SDX(secure data transfer)の5製品を市場に投入した。この内Sigma 2000の売上は米国空軍だけで6万ユニット以上に達し、既に米国企業4社とマーケッティング契約を結んでいる。またインターネット、データ・エンクリプション、セキュリティー等の領域における米国企業との合弁も検討している。
国内市場ではSDX及びCywatchの市場潜在性が大きい。ＳＤＸは公衆ネットワーク上における安全・確実な通信環境を保証するＳＯＨＯ(ｽﾓｰﾙ･ｵﾌｨｽ･ﾎｰﾑ･ｵﾌｨｽ)ユーザー向け製品。Cywatchはパソコン(PC)ユーザー向けで、ハッカーの進入を防止するフィルターの役割を果たす。例えばインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)はネット接続ソフトウェアにCywatchをバンドルしてユーザーに提供できる。このため目下国内の全てのＩＳＰとのタイアップを図っている。同社はまたＥメール・エンクリプション・ファシリティーを提供する唯一のインド企業と言う。