1995-07-01 ArtNo.2202
◆<馬>TRI、固定式電話事業進出で外国パートナー物色
【クアラルンプル】テクノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)はデジタル固定式電話サービスを提供するため、外国パートナーを物色している。
TRIのタジュディン・ラムリ会長が29日の年次総会後語ったところによると、同社は目下子会社のセルラ・コミュニケーションズ・ネットワーク(M)Sdn Bhd(セルコム)を通じて国内最大のセル式移動電話網を経営しているが、最近固定式公衆交換電話網(PSTN)の経営を認められた。固定式電話網はデジタル方式となるため、ケーブルTVやマルチメディアと言った新サービスの提供も可能で、中期的にこの種のサービスは急成長を遂げる見通しだ。最近の電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)及びマレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)との半島部における光ファイバー・ケーブル網の敷設合弁契約(セルコム:TNB:MRCB=41:39:20)やサラワク電力供給公社(SESCO)との同様の契約により、PSTNサービスを直ちに提供することができる。
こうした中でTRIは目下外国通信会社6~7社をリストアップして審査を進めており、向こう6~8週間内に候補者が絞られる見通しだ。同社はリーブラ・キャピタルとモルガン・スタンレーをこの方面の顧問に指名したと言う。(NST,MBT,STAR,BT:6/30)
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