【ニューデリー】韓国LGグループ傘下のLG Information and Communications (LGIC)は地元Escorts Communicationsとの対等出資合弁事業に向こう2年間に新資金を注入し、収益性の改善を図るとともに、支配権益を握る計画だ。
インディアン・エクスプレスが29日、LGICのWilliam Kim副社長(国際ビジネス)の談話を引用して報じたところによれば、同社は向こう3年間にインド通信市場に5000万米ドルを投資する。しかしエスコーツとの合弁事業は、まだ名称が決まっておらず、どれほどの額を追加投資するかも未定。キム副社長は、「投資額を決定する前にインド市場の状況を調査する必要がある」とする一方、2年内に採算ラインに乗せることに自信を表明した。同合弁会社は電信局(DOT)のWLL(wireless in local loop)入札に2400万米ドルの一番札を入れた。同プロジェクトでは11都市を結ぶ基本電話サービスの提供が目指されている。パートナーのEscorts Communicationsは16.89クローの純損失を計上し、産業財政再建局(BIFR)に更生計画を提出している。
合弁会社は今年6月からDOTへの通信機器の納入を開始、基本電話4万回線を敷設する。合弁会社はShyam Telecom等、別の電話サービス会社にも通信機器の納入を図っていると言う。