SEAnews 2000-03-30 ArtNo.22011

【カルカッタ】政府が持ち分の売却を図っているにも関わらずNational Aluminium Company Ltd (Nalco)は1642クローの拡張計画を実行に移し、年間生産能力を23万トンから34万5000トンに拡大する方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが29日報じたところによれば、Nalcoはまたオリッサ州Angul精錬所において1987年3月に最初のポットが稼働して以来480番目のポットの試運転を開始した。フランスのAluminium Pechineyの技術を導入した同精錬所には各240ポットの2本のポット・ラインが備えられており、1987年の最初のポットラインに続き、1989年に2本目も稼働した。しかし1998／99年には障害が発生した。同精錬所は、ロンドン金属取引所(LME)の承認を得た国際品質のアルミニウムを製造している。
一方、信用格付け会社Icra LtdはＮＡＬＣＯの643.58クローの非転換無担保社債(NCD)に“LAAA”の格付けを行った。同格付けは最高の安全性を示しており、ＮＡＬＣＯのアルミナ／アルミニウム・メタルの製造における圧倒的な競争力や世界最低のコスト、安定した収益性、豊富なな現金準備に対する折り紙と言える。またアルミナ／アルミニウムの国際価格の上昇も同格付けに反映されている。
ＮＡＬＣＯはその拡張計画のために借入を必要としているが、ＩＣＲＡは同社のギアリングは依然、健全なレベルに維持されており、返済能力も高水準と評価している。