【ニューデリー】インド国内におけるスチール完成品の供給量は1999/2000年度の2710万トンから2000/01年度の3801万トンに40%拡大する見通しだ。
鉄鋼産業省の最新年次報告書は以上の見通しを示している。ヒンドゥー・ビジネス・ラインが28日伝えたところによれば、輸出を含む国内需要は1999/2000年度の2715万トンから3868万トンに拡大するものと見られる。
国内生産については国営総合製鉄所Steel Authority of India Ltd (SAIL)及びRashtriya Ispat Nibam Ltd(RINL)が各1150万トンと240万トン、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)が310万トン、その他の二次鉄鋼メーカーが2100万トンを供給することになる。
鉄鋼省は自動車産業やエンジニアリング領域の需要の回復、さらには経済全般の復調から鉄鋼需要の一層の増加を予想している。
経済の構造改革や鉄鋼産業自由化の進捗に伴い金融機関は総投資額3万クロー、総生産能力4300万トンの19件の鉄鋼プロジェクトに対する融資を認可した。この内Essar SteelとLloyds Steel Industriesのものを含む6件、投資額7081クロー、合計年産能力354万トンのプロジェクトは既に試運転を開始、別の4件のプロジェクトも部分的に試運転を開始している。その他のプロジェクトは様々な段階にある。