SEAnews 2000-03-29 ArtNo.22004

【アーマダバード】ヤシュワント・シンハ蔵相は26日、「財政赤字を除けば、国内経済は疑いなく堅調」と強調、2000年3月期年度の国内総生産(GDP)成長率が7～8％に達するとの見通しを示した。
エコノミック・タイムズが27日伝えたところによれば、インドの1999／2000年度の財政赤字はＧＤＰの5.6％と、前年度の4.5％から顕著な拡大を見たが、シンハ蔵相は2000／01年度には5.1％に縮小するとし、財政赤字は目新しい問題ではないと付言した。それによるとインドは1980年代から過去20年にわたり財政赤字を抱えており、今に始まった問題ではない。
新年度予算案は1999／2000年度のＧＤＰ成長率を7～8％と予想したが、同目標は達成することができ、新年度も同レベルの成長を維持できる。
経済改革に対する国民のコンセンサスにはかげりが見られ、再強化する必要があるが、与党全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)内部のこの点に関するコンセンサスは依然強固と言う。