2000-03-29 ArtNo.22000
◆豪州メディア・バロン、HFCL等とUS$2.5億基金設立
【ムンバイ】オーストラリアのメディア・バロンKerry Packer氏と、地元テレコム企業Himachal Futuristic Communications Ltd (HFCL)のVinay Maloo会長、ストック・ブローカー、Ketan V. Parekh氏のトリオは27日、2億5000万米ドル(1100クロー)のベンチャー・キャピタル・ファンド“KVP Ventures”を設立したと発表した。
インディアン・エクスプレス/エコノミック・タイムズ/ザ・ヒンドゥー/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが28日伝えたところによると、パッカー氏がオーナーを務めるConsolidated Press Holdings Ltd (CPH)は、国際スポーツ・チャンネル“チャンネル9”の他、出版、賭博、インターネット、映画、化学、その他に関わるビジネスを傘下に収める持ち株会社で、最近HFCLの10%の権益を1039クローで買収した。
一方、Parekh氏は証券会社Triumph Securitiesのオーナー。HFCLのMaloo会長は、「ベンチャー・ファンドはこれら3者の個人的パートナーシップに基づくもので、HFCLは如何なる直接的役割も演じない」と語った。
パッカー氏(67)によれば、ファンドは情報技術(IT)、ソフトウェア、テレコミュニケーション、メディア、エンターテインメント、バイオテクノロジー領域の未上場企業をターゲットに投資される。インドのIT産業は、今や世界的認知を受けつつあり、KVPベンチャーズのファンドもインドに投資される。パッカー氏の子息James Packer氏によると、インドは同社が投資する最大の投資地で、インド以外ではこれほどの投資はどこでも行っていないと言う。
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