1995-01-20 ArtNo.220
◆<馬>政府、コンソーシアムに鉄道複線化工事の加速督励
【クアラルンプル】マレーシア政府は18日、マラヤ鉄道(KTM)の複線電化工事(152キロ区間)を請け負ったサプラ・ホールディングズSdn Bhdを初めとするコンソーシアムに対し「工事がこれ以上遅れるなら契約解消も有り得る」と厳しい警告を発した。
この日の閣議後記者会見したリン・リョンシク運輸相は、25駅の信号/通信施設の設計・施工を1億4000万Mドルで請け負った同コンソーシアム(サプラ社及びイタリア企業アンサルド、フランス企業CSEE)の代表に会見する意向を明らかにするとともに「工事遅延の理由を聞く考えはない。困難を克服して早急に工事に着手するよう求めるだけだ」と語った。同相は4カ月前にKTMからアンサルド社の工事の遅れを報告され、同社エンジニアに遅延の釈明を求める等、監督を強化してきた。その後アンサルド社はエンジニアの数を僅か1人から7人に増やしたものの、依然として満足のいける状況にないと言う。一方、サプラ社のサムスディン会長は、KTMと協力して年内に工事を完成させるよう最善を尽くす考えを表明した。(NST,NS,ST,BT,LZ:1/19)
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