|
2000-03-29 ArtNo.21996
◆政府、ＳＡＩＬの１万２０００クロー近代化計画にメス
【ブーバネスワル】インド政府は調査委員会を設立し、Steel Authority of India Ltd(SAIL)傘下の複数のスチール・プラントにおける総額1万2000クローの近代化プロジェクトに様々な角度からメスを入れ、調査する方針だ。
Dilip Ray鉄鋼産業相が26日語ったところによると、取り分け近代化計画のコストが3倍以上に膨張した経緯を追跡調査する。Ray鉄鋼相は、鉄鋼相に就任する以前に、ＳＡＩＬの近代化計画を調査するよう中央情報局(CBI)に要求した経緯も紹介、「間違いの原因は調査する必要がある」と強調した。
エコノミック・タイムズが27日報じたところによると、既にＳＡＩＬの幹部20人が近代化計画を巡り職務停止、降格、左遷等の処分を受けている。
中央政府は過去15年間ＳＡＩＬに対して一銭の資金も提供しなかったが、同社は内部資金や金融機関からの借入を通じて膨大な資金を近代化計画に注入、オリッサ州のRourkela steel plant (RSP)だけで5000クローが注入された。
1994／95年度には1160クローの黒字を計上したＳＡＩＬは、今や深刻な財政難に直面している。1999／2000年度の損失は当初2700クローと見積もられていたが、最近の財政再編を通じて2000クローに収まる見通しと言う。
|