2000-03-29 ArtNo.21992
◆炭化水素資源展望報告書に基づきLNG輸送政策立案
【ニューデリー】インド政府は“炭化水素資源展望2025(Hydrocarbons Vision 2025)”報告書の提案に基づき、専門委員会を設けて液化天然ガス(LNG)の輸送問題や民間製油所にマーケッティング・アクセスを提供する問題等を検討する方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが27日、石油天然ガス省のS. Narayan次官の談話として報じたところによれば、関係省庁(大蔵省/運輸省/石油天然ガス省/電力省)の代表から成る専門委員会は8週間以内に報告書を作成する。
政府は近くまた専門家による委員会を組織し、関税やその他の税の適正水準に関して検討を加える。これにより少なからぬ関税が原油と石油製品の間のERP(Effective Rate of Protection)をベースとしたものに単純化される。
炭化水素資源展望報告書はLNG輸送に関わる政府の政策がインド籍の船舶を通じた輸送を優先することを明示している。
マーケッティング権に関して、報告書は、石油精製部門に新規参入する者のために新たな基準を設け、平等な競争環境を醸成するとしている。また報告書は2002年4月以前におけるマーケッティング権の取得は、クロス補助や需給問題に対する政府の行政処理の如何にかかっていると述べている。
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