|
1995-07-01 ArtNo.2197
◆＜星＞新閣僚人事はリー副首相の健康とは無関係：総理府
【シンガポール】トニー・タン氏の内閣復帰はリー・シエンロン副首相の健康状態や選挙とは無関係と言う。
ゴー・チョクトン首相の報道担当官が29日、マスコミの質問に答えたところによると、ゴー首相の外遊中はこれまで通りリー・シエンロン副首相が首相代行を務める。しかし、第1副首相、第2副首相の別は設けない。リー副首相の最近の定期検診の結果は良好で、その後の健康状態も引き続き良好と言う。
一方、この日記者会見したトニー・タン氏によると、昨年7月にヨー・ニンホン氏が閣僚を辞職した際、ゴー首相から内閣への復帰を求められ、その時は暫く検討する猶予を求めたが、最近首相から8月1日付けで閣僚に就任するよう再度要請を受け、慎重に検討後、承諾した。これは首相から内閣が深刻な人材不足に直面している事実を伝えられたことと、華僑銀行(OCBC)の再編が一段落し、新体制がスタートすれば最早2、3年はそのポストを離れられなくなると判断したためという。記者の「今後首相に就任する用意が有るか」との質問に対して、タン氏は「現状では全くの仮説に過ぎず、実際にそうした状況が生じた際に初めて回答できる。首相はこれまで卓越した成果を上げており、自分は内閣に復帰後、全力を上げて首相をサポートする」と答えた。(ST,BT,LZ:6/30)
|