SEAnews 2000-03-27 ArtNo.21965

【ガンディナガル】グジャラート州政府は州都ガンディナガルの隣接地に700クローを投じてインフォシティーを開発するプロジェクトを巡りフロリダ拠点のCreative Choiceと趣意書を交換した。
クリエイティブ・チョイスのDilip Barot社長がエコノミック・タイムズに語ったところによると、米国において州や連邦レベルの商工業不動産開発を手掛けた経験を有する年商1億米ドル余の同社は、完工までに7年を要すると見られるインフォ・シティープロジェクトの第1段階として目下詳細報告書の作成に当たっている。同報告書は4ヶ月で完成する予定だ。
インフォ・シティー・プロジェクトのインフラストラクチャー・コンサルタントを務めるNarayan Parikh氏によると、第1期プロジェクトでは100クローが投じられ、18ヶ月間に社会インフラや物理インフラが整備される。グジャラート・インフラストラクチャー開発局が土地を提供、プロジェクトの推進母体になる企業の11～26％のシェアを占める。同新会社はプロジェクトがスタートする際に組織される。第2期プロジェクトには200～300クローが投じられ、第3期工事で全施設が完成される。
グジャラート州政府のJ S Rana情報技術(IT)部長によると、今年末までには州内全ての政府機関がワイド・エリア・ネットワークで結ばれ、グジャラートのＩＴシーンは一変する。CISCO、Tellabs、CMC等の企業が同プロジェクトを手掛けると言う。
しかしＣＭＣの幹部はグジャラートのＩＴプランの進捗に懐疑を表明、「アンドラプラデシュ州のＩＴプロジェクトの成功には、強力な政治的イニシアチブに伴う政治家／官僚／州民の思考様式の転換が寄与したが、グジャラート州にはこうしたことが見られない」と指摘した。