SEAnews 2000-03-24 ArtNo.21956

【ニューデリー】インド政府は22日、液化石油ガス(LPG)、灯油、航空燃料に対する政府補助をカット、これらの製品の価格を大幅に引き上げたが、ガソリンとディーゼル油の価格は据え置かれた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン／エコノミック・タイムズ／インディアン・エクスプレスが23日報じたところによれば、ＬＰＧの倉庫出荷価格は1ボンベ当たり30ルピー、灯油と航空燃料は1リッター当たり各2.50ルピーと2ルピー、それぞれ引き上げられた。末端小売価格は様々な税や配達料が加算されるため、高めになる。
Ram Naik石油天然ガス相はこの日夜半、バジパイ首相を含む全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)の会議に出席後以上の消息を発表した。今回の値上げ後も仮に原油価格が現在のトン当たり8179ルピーのレベルを維持するなら、目下6300クローの石油プール勘定の赤字は、2001年3月末までに1万3670クローに膨張する。仮に値上げしないとすれば、1万9000クローに達する。
値上げ前の灯油価格は1リッター7.83ルピー、ＬＰＧは1ボンベ162ルピー、航空燃料は1リッター1.06ルピーだった。