2000-03-24 ArtNo.21953
◆政府系電話会社VSNL/MTNL、共同で海外市場開拓
【ニューデリー】国際電話事業を独占経営する政府系Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)とデリー/ムンバイ地区の基本電話事業を手掛けるやはり政府系のMahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)は海外のテレコム・プロジェクトに共同入札し、手を携えて国際市場を開拓する方針だ。
エコノミック・タイムズ(ET)が23日報じたところによると、VSNL/MTNL及びTelecom Consultants India(TCIL)は、ネパールにおけるセル式電話/基本電話/国際ゲートウェー事業の入札に参加するためコンソーシアムを組織した。VSNLのVinoo Goyal取締役はET紙のインタビューに対して、アフリカ諸国の同様のプロジェクトにも共同入札する意向を表明した。同氏によると、VSNL/MTNL/TCILは、未だネパールの現地パートナーを決めていない。同プロジェクトでは現地パートナーが少なくとも20%のシェアを占めることになっている。
これ以前にタンザニアの国営Tanzania Telecomに出資する方針を明らかにしたVSNLは、機会さえあれば、湾岸諸国への投資も検討するが、目下のところ湾岸諸国の投資潜在性はそれほど大きくないとしている。
VSNLは国内ではATM交換機やインターネット・プロトコル(IP)ベースのテレフォニー・サービスを導入することを検討していると言う。
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