2000-03-23 ArtNo.21944
◆DEPBスキーム廃止すれば、輸出成長一層鈍化:商業会議所
【カルカッタ】インディアン商業会議所(ICC)のK.K. Bangur会頭は21日、今月末に発表される新輸出入政策の下、デューティー・エンタイトルメント・パス・ブック(DEPB)スキームが廃止されるなら、輸出収入に対する課税措置と相俟って、輸出成長は一層鈍化する他ないと警鐘を鳴らした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが22日伝えたところによれば、Bangur会頭は「途上国がその輸出を促進する必要性は世界貿易機構(WTO)も認めており、加えて産業界により提案された修正を加えるなら、インドがDEPBを維持するのは難しくない」と指摘した。
DEPBスキームの趣旨は輸出品中の輸入原料に対する関税負担を緩和することにある。インドの輸出業者は26%を超える追加コスト負担を強いられ、国際市場における競争力を維持できない状況にある。DEPBはこうした余分なコスト負担を部分的に相殺するものである。こうした状況下にDEPBスキームを廃止するなら、当然輸出成長は鈍化することになると言う。
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