SEAnews 2000-03-23 ArtNo.21935

【ニューデリー】韓国LG Electronics Incの現地子会社は、主にデジタル技術／Ｅコマース／テレコミュニケーションズ領域をターゲットに2005年までに1億8500万米ドルを投資する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン／エコノミック・タイムズ／ザ・ヒンドゥーが22日報じたところによれば、LG Information and Communication (LGIC)の設立に5000万米ドル、LG Electronics India Ltd. (LGEIL)に1億米ドル、LG Soft India (LGSI)に3500万米ドルが、それぞれ投じられる。
LG Electronics IncのJohn Koo副社長兼ＣＥＯが21日の記者会見の席上語ったところによると、ＬＧＩＣはNoidaに拠点を設けＷＬＬ／ＧＳＭターミナルの製造からスタート、その後CDMA システム、電話、アクセス・ネットワーク・システム、ネットワーク製品、ＡＴＭ交換システム等にまで事業を拡大する。当初の事業立ち上げに1000万米ドル、ＷＬＬ部門に3000万米ドル、ＧＳＭ／ＫＴＳ等の領域に残りの1000万米ドルが投じられる。
ＬＧＥＩＬは冷蔵庫工場の建設とその拡張に1億米ドルの一部を充当する。またパーソナル・コンピューター(PC)モニター・ビジネスとデジタル関連製品の開発に各1000万米ドルが投資される。
ソフトウェア開発に関わるＬＧＳＩはインド及び域内のＥコマース市場の潜在性を開拓する。LGSIのLalit Ahuja重役(MD)によると、Ｅコマースの潮流に乗ることを望むインド企業に関係サービスを提供、この方面の比較的大きなシェアを握ることを目指す。
Koo氏によると、インドにおける子会社を統括する完全出資子会社を別に設ける計画は当面なく、部品製造施設をインドに設けるか否かについては、同氏は関知していないと言う。
ＬＧＳＩはカルナタカ州政府／インド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)／Carnegie-Mellon Universityと対等出資のCarnegie Centre for Software Engineeringを開設、WorldTel及び地元のRelianceと共同で同様のセンターを他の州に設けることも検討している。
この他米国の姉妹会社と共同で急成長するデータ・ブロードキャスティング市場を開拓する可能性も研究していると言う。