2000-03-22 ArtNo.21920
◆棒鋼のKRスチールユニオン、3期に分けて製造能力拡張
【カルカッタ】カルカッタ拠点のKR Steelunion Ltd(KRSL)は西ベンガル州のKalyani worksの棒鋼製造能力を4月1日より3期に分けて50%拡張する。
インディアン・エクスプレスが22日報じたところによると、カルヤニに設けられたメイン工場のコンピューター化計画を既に完了したKRSLは、産業財政再建局(BIFR)の管理下に事業を再建中で、このため同拡張プロジェクトに対するBIFRの最終認可を待っている。
高層ビル/橋梁/ダム/陸橋/水力・火力発電所等に用いられる高張力異形棒鋼を主に製造するKRSLは、様々な口径のTMT(thermo-mechanically treated)バーの製造では、米国企業2社、Calumet Steel Inc及びSteelworks Incの技術支援を得ている。
昨年度の営業額は32クローを記録、今年度(1999/4-2000/4)は60クローが見込まれ、第1期拡張計画が完了する来年度は50%増の90クローが予想されている。また今年の純益は昨年の3.5クローから6クローに拡大する見通しだ。同社の一昨年の純益は僅か650万ルピーだったが、コンピューター化で、支出を25%に切りつめた。コンピューター化計画は今年末に完了すると言う。
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