2000-03-21 ArtNo.21915
◆ICICIのリライアンスに対するエクスポージャ45%に
【ムンバイ】長期貸付機関インダストリアル・クレディット・アンド・インベストメント・コーポレーション・オブ・インディア(ICICI)のReliance groupに対するエクスポージャーは1999年3月時点で自己資本(net-owned funds/net worth)の45.4%に達した。
インディアン・エクスプレスが18日報じたところによれば、Reliance Industrie Ltd(RIL)との1000クローの証券化契約も含めるならその比率は61.7%に達し、中央銀行が求める50%の上限を突破する。しかしながらICICIはRILとの間で結ばれた、石油/ガス関連債権の証券化契約をエクスポージャーに含めていない。
中央銀行のICICI調査報告書によると、ICICIのエクスポージャーの第2位はEssarグループの35.20%で、以下OP Jindal group26.51%、RP Goenka group20.24%、ML Mittal group17.08%と続く。RILグループの個々の企業を見ると、Reliance Petroleum 18.97%、RIL18.2%、Reliance Port & Telecommunications13.71%と続く。トップ5中、Jindal Vijaynagar Steelの13.40%とOil Corporationの12.96%だけが、非RILグループとなっている。
中央銀行は当初、金融機関の特定企業に対するエクスポージャーは当該金融機関自己資本の25%まで、特定グループに関しては50%までと規定していたが、1999年10月に各20%と25%に引き下げた。
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