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2000-03-20 ArtNo.21899
◆メルセデス、ポストWTOのシナリオを見て新モデル決定
【ニューデリー】Mercedes Benz India Ltdはダイムラー/クライスラーの一連の車種の中から次ぎにインド市場に投入するモデルを選考しており、今年末までに決定を下すものと予想される。
MBILのJurgen Ziegler重役(MD/CEO)は、先週木曜催された新型E-classカーの発売記者会の席上、以上の消息を明かにするとともに、「検討対象とされているモデルには、A-class、S-class、C-class、M-class、Grand Cherokee、Voyagerが含まれる。目下進められている三菱との交渉が妥結すれば、三菱モデルも検討の対象に含められる」と語った。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが17日報じたところによれば、Mクラスの多目的車は歓迎される見通しで、Sクラスは既にそのブランド・バリューを評価されている。このため来年インド市場に投入される最初のモデルに含まれるものと見られる。ポストWTOのシナリオが明らかになる2001年4月以降に決定される見通しだ。今年は引き続きEクラス・レーンジの販売に力が傾注される。新型Eクラスの価格は320万ルピーで、既存のEクラス・モデルの販売は停止される。
当面新Eクラス・モデルは輸入されるが、最終的にはインド国内で製造される予定で、できるだけ早く同目標の達成が図られる。
MBILの既存Eクラス・モデルの価格は300万ルピー前後だが、これに対してインド国内で製造される他社の高級車は80~100万ルピーと、両者の開きは極めて大きい。MBILは両者の中間の空白を埋めるようなモデルを投入できるものと見ている。2000年度には前年度の1000台を上回る1200~1300台のEクラス・モデルを販売する計画だ。
MBILは輸出の照準を乗用車から部品に移したが、このことはインド自動車産業のサプライチェーンを育成することにつながると言う。
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