2000-03-20 ArtNo.21886
◆インド/米国は強大な経済パワーに:米輸出入銀行総裁
【ムンバイ】米国とインドの経済関係は今後全く異なる外観を呈し、両国は強力な勢力を形成する見通しだ。米国輸出入銀行のJames A Harman総裁は17日、以上の見通しを示すとともに、その理由はテクノロジーが商業ルールーを一新することを両国が理解しているからであると語った。
エコノミック・タイムズが18日報じたところによれば、この日Chemtech foundationが主催したセミナーの席上、ハーマン総裁は、「今後は強固な意志と不断に向上する技術、そして高速通信インフラを兼ね備えた国が強力な経済体として浮上することになる」と指摘した。
同氏によれば、ゼロとアラビア数字を発明したインドはテクノロジー発祥の地と言え、長らく複雑な思考の培養地の役割を担ってきた。米国は第一級のインディアン・コンピューター・プログラマー、インディアン教授、インディアン技術移民の受け入れを通じ、インドのマインド・パワーの恩恵を享受している。
テクノロジーは多くの国が途上国から先進国に発展を遂げる過程で採用してきた付加価値製造の伝統的方式も変化させた。
今や新興諸国は、ワイヤレス・コミュニケーション、コスト効率の良い新通信技術、光ファイバー等を用いることにより、途上国から先進国に成長する際のある種の段階を跳び越えることが可能になった。
こうした新方式はインドにより体現されている。インドのソフト産業は年率50%の成長を遂げ、56億米ドルの産業に成長、1998年の情報技術(IT)投資は100億米ドルを突破、世界のトップ・クラスに列したと言う。
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