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2000-03-17 ArtNo.21879
◆インド政府、ピアジオの完全出資子会社設立を認可
【ムンバイ】インド政府はイタリヤの大手スクーター・メーカー、Piaggio & Coが完全出資子会社を設けることを認めた。ピアジオは申請してから3ヶ月後の2000年3月10日に関係認可を取得した。
エコノミック・タイムズが15日報じたところによると、新会社は持ち株会社としてピアジオの全てのインド投資事業を統括するとともに、技術/商標権保護の役割も担う。
新会社は、二輪車(スクーター/モーターサイクル/モーペッド)/二輪車用4ストローク・エンジン/社内用・輸出用二輪車コンポーネントの製造及びピアジオ製品の輸出を手掛けるとともに、海外における車両製造のための国際資材調達オフィスの役割を担う。
ピアジオはインドをある種の製品製造のグローバル・ハブとした後、イタリヤにおける当該製品の製造を中止する方針だ。
インドに設けられたグローバル・ハブではApeレーンジの三輪車、四輪車Ape Poker、スクーター/モーターサイクル用4ストローク・エンジン、スクーター用コンポーネント/サブアセンブリーの製造が手掛けられる。例えば合弁会社Piaggio Greaves Vehicles Ltd(PGVL)は当面Ape501、その後Ape601レーンジの車両を製造する。501レーンジは南アメリカ及びスリランカに輸出される。ピアジオは当初1000万~1100万米ドルの投資を予定、その後5000万米ドルまで拡大する計画だ。
ピアジオはまたGilera、Vespa等、同社の最新インターナショナル・ブランド品製造事業の早期立ち上げを目指し、Lucknow拠点のScooters India (SIL)の74%の政府持ち分買収交渉を進めている。同社は3年後にはSILの100%権益を握り、SILのVikramレーンジ車両のアップグレードも計画している。
インド政府は1550人余の従業員を解雇せぬことを条件にSIL持ち分の売却を図っている。
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