2000-03-17 ArtNo.21872
◆RIL/BPL/Finolex、VSNLのネット支配に挑戦
【バンガロール】国内最大の民間石油化学企業Reliance Industries Ltd、バンガロール拠点の大手消費用電子電気製品メーカーBPL Ltd、地元Finolex Cables LtdとLuscent Technologiesの合弁会社Finolex-Luscent Technologiesが、それぞれ光ファイバー・ケーブルを敷設し、インターネット・サービスを提供することをカルナタカ州政府から承認されたことから、政府系国際電信電話会社Videsh Sanchar Nigam(VSNL)のインターネット・インフラ領域における優位が脅威を受けることになりそうだ。
エコノミック・タイムズが15日報じたところによれば、カルナタカ州政府は総投資額1000クローにのぼる3件のメガプロジェクトを承認した。
RILは向こう18ヶ月間に500クローを投じ、全国の多くの州を縦横断する延べ4000キロのハイウェイに沿って光ファイバー・ケーブルを敷設する計画だ。マハラシュトラ州に端を発したネットワークはバンガロール及びチェンナイを経由した後、インド洋を横切りシンガポールのゲートウェイにリンクされる。
BPLは400クローを投じ2期に分けて延べ3000キロの光ファイバー・ケーブル網を構築する。第1期プロジェクトでは8~12ヶ月をかけてバンガロールを起点に州内のディストリクト/タルク(徴税区)本部をリンクする1400キロが敷設され、第2期ではマハラシュトラ州プーナを起点にバンガロール/チェンナイに至る1600キロが敷設される。
Finolex-Luscentは独自製造した光ファイバー・ケーブルを用いたネットワーク構築に100クローを投じる
カルナタカ州政府は州内の道路利用に対しては、既存のユーザー・フィーを一律に適応、異なる州政府機関により管轄される道路における敷設工事も一括許可した。
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