SEAnews 1995-06-30 ArtNo.2187

【シンガポール】シンガポール・テレコム子会社のページリンクは28日、ＩＢＭと共同で開発したデータローム・アクセス・サービスを開始した。
新サービスはページリンク社のページング・ネットワークとＩＢＭ社の無線通信ソフトウェアーＡＲＴｏｕｒを結合したもので、携帯用ＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)ユーザーはどこでも本社のホスト・コンピュータにアクセスし、資料の検索やメールの交換、ＦＡＸの送信等を行うことができる。新サービスは、11カ月前にスタートした両方向の無線データ通信サービス“データローム”の機能を拡張したもので、ページリンク社はこれによりデータローム契約者の数を向こう1年間に現在の200人の2倍に拡大できるものと予想している。同サービスはユーザー1000人につき、年間60万Ｓドル以上の収入が見込め、3～4年で投資を回収できる。同社は目下マレーシア、香港、タイ、オーストラリアの同業者と協力交渉を進めており、来年はマレーシアとの間でも新サービスが利用できるようになる見通しと言う。(ST,LZ:6/29)