SEAnews 2000-03-13 ArtNo.21831

【ニューデリー／チェンナイ】政府のインフラ／住宅建設振興策に伴う国内消費の拡大に牽引され、今年度(1999/2000)のセメント生産は4年来最高の15％の成長を遂げ、9400万トンを突破する見通しだ。過去3年の年間成長率はいずれも10％に達していない。こうした中で過去数ヶ月間に一連の値上げを行ってきた南部及び北部の製造業者は新たな値上げを準備している。
インディアン・エクスプレスが10日報じたところによると、アンドラプラデシュ州とカルナタカ州では3月9日から、タミールナド州とケララ州では3月13日から50キロ詰め1袋当たり5ルピー値上げされる。北部地区では数日中に8～10ルピー、向こう2ヶ月間には合計20～25ルピー値上げされる見通しだ。東部地区の1袋当たり価格は、昨年12月の115－120ルピーから現在の130－135ルピーに上昇している。
南部における数次にわたる値上げやアンドラプラデシュ／カルナタカ両州における3度の値上げは、いずれも過去30日以内のことで、僅か1ヶ月間に1袋当たり25ルピー値上げされたことになる。今回の値上げ後のハイデラバードにおける1袋当たり価格は120ルピー、バンガロールは135ルピーとなる。
タミールナド州ではこれまでに4度、合計25ルピー値上げされ、148ルピーとなっているが、3月1日の5ルピーの値上げはまだ市場に完全に吸収されていない状況にある。
ケララ州の1袋当たり価格は155ルピーをマークしているが、過去数回の値上げは既に市場に吸収され、製造業者らは13日からさらに5ルピーの値上げを予定している。