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1995-06-30 ArtNo.2182
◆＜星＞今年の経済成長７～８％に鈍化：金融管理局
【シンガポール】シンガポール金融管理局(MAS)は28日に発表した94／95年度年次報告書の中で、今年の経済成長率は昨年の2桁成長からその長期的成長目標にほぼ等しい7～8％のレベルに鈍化するとの見通しを示した。
通産省は5月に発表したの第1四半期経済報告書において7.5～8.5％を予測しており、ＭＡＳの予測値はこれを下回っている。しかし、ＭＡＳは当初6～7％の成長を予想していたが、昨年12月の外人労働者雇用規制の緩和も配慮し、今回は成長予測を上方修正したとしている。同年報によると、過去2年と同様に今年も海外需要が成長の牽引役を務める。個人消費は、証券／不動産投資や海外消費支出の拡大で、低迷が予想される。国産非石油製品輸出は10～15％の拡大が見込めるが、昨年の23％には及ばない。電子製品に対する海外需要は、米国における軟化が予想される一方、日本と欧州の需要は持続するものと見られる。生産性の伸びは昨年の5.3％から今年は4％にさらに減速、実質賃上げ率は今年も生産性伸び率を超え、ギャップは更に拡大しそうだ。民間住宅建設の減速、国内需要や観光客需要の低迷と競争激化に伴う小売り市況の不振持続が予想されるが、Ｓドル高で輸入コストの軽減が期待できると言う。(ST,BT,LZ:6/29)
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