【ニューデリー】来年は世界市場における鋼材の電子取引(Eコマース)が320億米ドルに達すると予想される中、インドの鉄鋼メーカー各社もEコマースの潮流に乗り遅れまいと準備に余念がない。各社はいずれも向こう2年内にEコマース・アプリケーションを導入する見通しだ。
エコノミック・タイムズが9日報じたところによると、Tata Iron and Steel Company(TISCO)は異なるストリームのヤングスターを雇用、業界をリードするEコマース・イニシアチブを確立すべく、様々な提案を行わせている。これに対してステンレス・スチール・メーカー、Jindal Strips Ltd(JSL)はネットを通じた直接取引により流通コストをカットすべく総合計画の立案を図っている。
マッキンゼイ&Coの報告によれば、2003年までにインドにおけるネットを通じた鉄鋼取引は40億米ドルに達し、世界のそれは1兆米ドルを突破する見通しと言う。