SEAnews 2000-03-10 ArtNo.21812

【ニューデリー】インドの国有鉄道The Railways(TR)は、新たな収入源になる潜在性を有する非中核ビジネスを法人化する戦略に基づき、電気通信事業子会社の創設を準備している。
インディアン・エクスプレスが9日報じたところによると、Railway Telecommunication Corporation(RTC)と命名される見通しの新会社は光ファイバー・ケーブル(OFC)プロジェクトを推進することになる。ＴＲは同ネットワークを社内で利用する他、余剰能力を電気通信会社、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、データコムユーザー等にリースする計画だ。
ＴＲは昨年ＯＦＣプロジェクトの入札を募集したものの、電信局(DOT)の長距離電話政策の発表を待って、入札の締め切りは見送った経緯がある。
鉄道路線に沿って1万5000キロのケーブルを敷設する工事は4区間に分けて進められることになっており、Bharti Telecom、HFCL、Lucent Tech、BPL、Larsen & Toubro、Alcatel、Siemensを初めとする25社以上が入札書類を持ち帰った。これ以前にRITES LtdとIrcon Internationalに発注された2区間合計3500キロの工事は影響を受けない見通しだ。昨年これら政府系企業(PSU)2社はＴＲと、20％の利益分与協定を結んでいる。
theMumbai-Chennai間の工事を請け負ったRITESはＢＰＬと既に覚書を交換、Delhi-Mumbai間の工事を請け負ったIrconはEnronとBritish Telecomをパートナーとすることを内定している。