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2000-03-09 ArtNo.21801
◆豪州メディアタイクーン、HFCLの10%権益買収
【ニューデリー】オーストラリアのメディア・タイクーンKerry Packer氏所有のConsolidated Press Holdings Ltd(CPH)は、インド最大の民間通信機器製造会社Himachal Futuristic Communication Ltd(HFCL)の10%の権益を2億3800万米ドルで買収することで後者と合意した。
エコノミック・タイムズ/ザ・ヒンドゥー/ヒンドゥー・ビネス・ライン等が8日伝えたところによると、インド・テレコム市場におけるものとしては過去最大規模の外国投資となり、HFCLは額面10ルピーの新株716万5650株を発行、CPHはこれを1株1450ルピー、合計1039クロー(US$2.38億)で買い取る。これに伴いHFCLの株式資本は71クローから80クロー弱に拡大、HFCLのプロモーターの持ち分は40%前後に下降する。
これとは別に、HFCLとCPHはそれぞれ51:30の合弁で、ソフトウェアの開発やサービスを手掛ける新会社とB2B(ビジネス対ビジネス)電子取引(Eコマース)を手掛ける別の新会社を設立する計画で、残りの各19%を出資するパートナーを物色している。
両ベンチャーには合計100クロー前後が投資され、第3のパートナーに関しては納品業者、取引先、従業員等の中から選らばれる見通しだ。
HFCLはテレコム事業を中核とし、CPHは指導的テクノロジー企業との幅広いビジネス網を有する。このため新合弁会社は両親会社の関係企業からだけでも多くのビジネス機会を期待できると言う。
一方、HFCLグループのMahendra Nahata会長が記者会見の席上語ったところによると、同社はCPHに対するシェア売却と最近の1050クローの私募で、向こう数ヶ月間に負債ゼロの健全会社になる。調達された資金の一部はテレコム関連サービス企業の買収にも当てられると言う。
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