2000-03-09 ArtNo.21799
◆フィアット、インド・オート持ち分を93%にアップ
【ムンバイ】イタリヤの自動車会社FIAT Auto SPAの完全出資子会社FIAT India Automobile Ltdは、合弁会社Ind Auto Ltdの持ち分をこれまでの76%から93%に引き上げた。
インディアン・エクスプレスは7日、エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥー及びヒンドゥー・ビジネス・ラインは8日以上の消息を報じたが、フィアットの出資率アップは、地元パートナーのPremier Automobiles Ltd(PAL)が新資金の注入を見合わせたため。これに伴いPALの持ち分は24%から7%に縮小、合弁会社の社名もFiat Indiaに変更された。Ind AutoはフィアットとPALの49:51の合弁会社としてスタートしたが、昨年9月にフィアットの持ち分は76%に拡大された。
しかし新会社フィアット・インディアのマネージメントの陣容に変化はなく、これまで同様PALのVinod Doshi氏が会長、G Ravina氏がMD、Maitreya Doshi氏がフルタイムの取締役を務めている。
Maitreya Doshi氏によると、PALが合弁会社への出資を見合わせたのは純粋に財政的理由からだが、PALは引き続き乗用車Premier Padminiや工作機の製造/販売を手掛け、将来合弁事業に再投資することも有りうると言う。
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