2000-03-08 ArtNo.21789
◆二輪車のヒーロー、IT事業進出で米国企業と合弁協議
【カルカッタ】二輪車大手のHeroグループは、情報技術(IT)市場進出に向け、米国企業と提携交渉を進めており、傘下のHero Corporate Servicesを新合弁事業に投入する計画だ。
エコノミック・タイムズが7日、Hero Honda Motors LtdのBrijmohan Lall会長兼MDの発言を引用し、報じたところによると、これまで同社のIT活動は社内のニーズに応じる範囲内に限られていたが、人事/財務/技術面のアドバイスを担当する既存ユニットとは別に、バンガロールに新会社を設け、ソフトウェアの開発やその他のITビジネスに乗り出す。
とは言えヒロー・グループは将来も二輪車ビジネスとそのバックワード統合化に照準を合わせて行く。同方針の下、冷間圧延/鋼管製造事業への投資も計画している。
ホンダが独自の製造施設を設ける方針を決めたことで、ヒーロー・グループの将来を懸念する理由はない。ホンダは当面、新工場でスクーターのみを製造するが、そのことでホンダとヒーローが各26%出資するヒーロー・ホンダは如何なる脅威も受けないと言う。
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