2000-03-07 ArtNo.21771
◆PC製造のCerebra、ソフト市場開拓目指し株式公開
【バンガロール】カルナタカ州バンガロール拠点の地場パソコン(PC)メーカー、Cerebra Integrated Technologiesは2日、ソフトウェア市場進出を目指し、今月中もしくは4月に額面10ルピーの自社株147万9200株を50ルピーで公開、8.87クローを調達する計画を明かにした。
エコノミック・タイムズ/インディアン・エクスプレス両紙が3日、CerebraのV Ranganathan会長兼MDの言として報じたところによると、Cerebra brandのPC、サーバー、ワークステーションを製造/販売する同社は、モニターやハード・ディスク等の周辺機器の販売や、システム統合サービス、サード・パーティー保守サービスも手掛け、主要顧客にはAlcatel/BPL/Vysya Bank/ADAが名を連ねている。
調達した資金は、バンガロールにおける既存製造業務の拡張、米国事務所の開設、ソフトウェア部門新施設の建設、運転資金等に充当する。
カスタマイズされたソフトウェアの開発/販売も手掛けるCerebraは最近、米国拠点のAnyTech IncとB2Bソルーションを中心としたEコマース事業で提携した。AnyTech Incは米国におけるマーケッティングを引き受け、Cerebraは既にAnyTechから50万米ドルの輸出注文を受けている。
ソフトウェア部門はサプライ・チェーン・マネージメントや顧客管理等に関わるカスタマイズされたソフトウェアの開発やコンサルティング・サービスに照準を合わせる計画だ。
目下、Birla Sunlife AMC、Sun F&C、GIC Growth Fund等の投資信託がCerebraの13%のシェアを占めており、1999年度純益は前年の240万ルピーから390万ルピーに、営業額は13.41クローから17.82クローに拡大、2001年度には、売上53クロー、純益3.89クローを見込んでいる。株式公開後は、バンガロール、アーマダバード、カルカッタの証取に上場する計画だ。
|