2000-03-06 ArtNo.21755
◆HLL、FMCGの先頭切って価格調整、製薬業界の値上げも必至
【ムンバイ】新年度予算案に盛り込まれた消費税スキームの変更に伴い、Hindustan Lever (HLL)はいわゆるFMCG(ファースト・ムービング・コンシュマー・グッズ:食品/飲料/包装消費財/医薬品等)企業の先頭を切り2日、個人用品の価格に調整を加えた。
インディアン・エクスプレスが3日伝えたところでは、練り歯磨き、スキンケア、シャンプーの価格が2~5%上方修正された反面、歯磨き粉の最高小売り価格(MRP)は引き下げられた。HLLの1999年度営業額1万142クローに17.4%貢献したデオドラントも個人用品同様僅かに値上げされた。
他のFMCG企業の中では、Colgate-PalmoliveがHLLに追随する見通しで、Procter & Gamble Hygiene and Health CareやGodrej Soapsも遠からずその態度を明らかにする見通しだ。
いわゆる健康薬品/非処方薬の製造業界も、これらの製品の消費税がこれまでの8%から16%に引き上げられたことから、値上げを強いられるものと見られる。
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