2000-02-01 ArtNo.21735
◆<印度>電力会社、送電網利用長距離電話事業への進出決定
【カルカッタ】全国送電会社Powergrid Corporation of India (PGCIL)の取締役会は先週の会議で5000クローと見積もられる送電網を利用した長距離電話事業計画を承認した。同プロジェクトは既に電力省の原則的な認可も得ている。
政府はPGCILが電信局(DOT)施設を補完する電気通信インフラの開発を手掛け、さらに長距離電話の経営に関与する2つのステータスを認めるものと見られる。
PGCILは当初、電気通信インフラの開発のみを検討していたが、コンサルタントを務めるフィンランドのIVOは、インフラの開発と経営の双方を手掛けるよう勧告、同勧告は世界銀行とその子会社国際金融公社(IFC)の支持も得ている。
長距離電話網は少なくとも全国の321都市をカバー、電気通信監督局(TRAI)ガイドラインの長距離電話料徴収エリア(LDCA)に対応している。PGCILは合弁事業に26%出資、単一のパートナーもしくはコンソーシアムが残りの76%のシェアを握ることになる。
PGCILの長距離電話事業の青写真のコピーはTRAI、中央電力事業監督委員会(CERC)、中央電力局(CEA)に既に提出されている。5000クローの65~70%は送電網に平行した光ファイバー・ケーブルの敷設に投じられる。PGCILは間もなく合弁パートナーの募集を開始する見通しだ。(ET:1/31)
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