【クアラルンプル】家具パーツの製造や貿易業務を中核とするTomisho Holdingsは新株615万株を1株2Mドルで公開1230万Mドルを調達、設備拡張や海外事業に充当する。
Tomisho Holdings(1995/10/20法人登記)は、Lim Eng Huat氏が英国から輸入した中古チェーンをターンキー・プロジェクトや油椰子精製工場に供給するために1985年に設立した商社Tomishoを淵源とする持ち株会社で、傘下に完全出資の10社を含む子会社11社を擁する。家具部品/ウッド・チップ・ファニチャー/ベニヤ部品の製造、ゴム原木の加工処理、木材加工品の流通/貿易/小売、金細工製品等に関わっている。1999年7月期グループ営業額の81.4%と利益の94.3%が製造業に依存している。
増資後の発行株式の25.35%はEastern Premium Sdn Bhdが、17,77%はKota Infotek Sdn Bhdが、11.18%はKumpulan Emas Bhdが、19.43%はPerbadanan Nasional Bhd がそれぞれ握ることになる。
株式の公開により調達した資金の内、300万Mドルは借り入れの返済に、410万Mドルは固定資産や生産設備に、100万Mドルは海外事業の拡張に、300万Mドルは運転資金に、それぞれ充当される。
2000年7月期予想税引き前利益は1710万8000Mドル、税引き利益は1239万Mドル、予想純益をベースとした公開価格の株価収益率は5.9倍となる。(STAR:1/31)