2000-01-31 ArtNo.21721
◆<印度>SAIL、年初9ヶ月の純損失2049クロー
【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd (SAIL)は1999年12月期第3四半期に前年同期比156%増の純損失701クローを計上、年初9ヶ月(1999/4-12)の純損失は前年同期比130%増の2049.24クローに達した。
年初9ヶ月の純損失が拡大した理由としては製品の純販売価格が5%下降、減価償却費と金利負担が2568クローに膨張、加えて依願退職スキームに伴う補償支払いが240クローにのぼったこと等が挙げられる。
積極的マーケッティング活動が奏功し、年初9ヶ月の売上は1万1385クローと、前年同期を8%、あるいは812クロー上回った。国内市場の需要回復と輸出の拡大が、国内市場における過剰供給の影響を和らげ、価格にも改善の兆しが生じている。こうした動向は次期四半期の業績の改善につながる見通しだ。
国際市場に照準を合わせた甲斐あって、年初9ヶ月の輸出売上は前年同期の490クローから712クローに45%拡大した。またコスト抑制努力により476クローが削減された。
SAILのArvind Pande会長は、国内/海外両市場における最近の市況回復で、次期四半期の損失は縮小するものと予想している。(THBL,IE:1/30)
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