2000-01-31 ArtNo.21719
◆<印度>電気通信監督局のトップに元銀行家M.S.Verma氏
【ニューデリー】インド政府は先週金曜、再編されたインド電気通信監督局(TRAI)会長にインド最大の商業銀行ステート・バンク・オブ・インディア(SBI)の元会長MSVerma氏を指名した。
この他のTRAI役員には、Central Board of Direct Taxes Ravi KanのRRN Prasad会長(テレコム・コミッション元メンバー)や応用経済調査全国委員会のRakesh Mohan総監(フルタイム)、情報技術省のN Seshagiri特別秘書(パートタイム)も名を連ねている。技術担当のRRN Prasad氏を除き、旧TRAIのメンバーは1人も含まれていない。他のメンバーの任期が3年であるのに対し、Prasad氏の任期は2年だが、これは同氏が既に旧TRAIの任期を1年消化しているためと見られる。
消息筋によると、電気通信紛争仲裁上訴裁判所役員の人選も間もなく完了し、当該リストは最高裁長官に提出される見通しだ。しかし旧TRAIのメンバーが仲裁廷のメンバーに再任される可能性は薄い。これはTRAIが1997年に組織されて以来、既に3年を経ており、修正された新TRAI法はメンバーの任期を5年から3年に短縮しているため。
新TRAI法の下、TRAIのメンバーの数も、元の7人から、フルタイム3人、パートタイム2人に縮小されている。(IE:1/29,SEAnews:2000/1/21号参照)
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