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2000-01-31 ArtNo.21715
◆<馬>KLSE、EffectiveのClob株買収案のみを認知
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は28日、シンガポールの店頭市場セントラル・リミット・オーダー・ブック(CLOB)で取引され、マレーシア当局から凍結処分を受けたマレーシア株の処遇に関して、Effective Capitalの買収案のみが、KLSEとマレーシア中央預託機関(MCD)のルールを満たしていると声明した。
KLSEは、その声明の中で「1999年12月31日までに既存のルールと手続きに則りその提案を提出したのはイフェクティブのみで、他の者(Bintang Melewar Sdn Bhd/Collective Custodial Services Asia Ptd Ltd/Continental Edge Sdn Bhd)は、十分詳細な評価基準を提出しておらず、既存のルールも満たしていない。その他の民間のパーティー(United Engineers Malaysia/マレーシアの弁護士Tai Sim Yew氏/the Singapore Exchange and the Securities Investors Association)もその提案を公にしているが、これらの者はそれ以上の詳細に関する報告を何ら行っておらず、KLSEはこの種の提案を認知していない」と述べている。
マレーシアのダイム蔵相は最近「Clob投資家は既存の提案に照準を合わせるべきだ」と指摘したが、KLSEはこの点に関して「既存の提案とは、KLSE及びMCDのルールや手続きを満たしていると確認されたものを意味し、現在のところイフェクティブの提案のみが完全にルールと手続きを満たしている」と説明している。
KLSEは具体的に如何なるルールや手続きを満たしているのか明言していないが、段階的に凍結を解除する期間を指しているものと見られる。ダイム蔵相と緊密な関係を有するとされるシンガポールのビジネスマンAkbar Khan氏(マレーシア永住権所持)に率いられるイフェクティブが提案する同期間は18ヶ月に及び最も長い。これに対して他の提案の凍結解除期間は12ヶ月と14ヶ月となっている。
しかしKLSEはその一方で、「このことはKLSEがイフェクティブの提案を支持したことを意味せず、単に規則とルールに則っているか否かを云々しているに過ぎない。KLSEは提案のメリットについて判定を下す立場にはない」と付言している。
これに対してシンガポール証券投資家協会(SIAS)のDavid Gerald会頭は28日「KLSEはClobマレーシア株問題の行き詰まりを打開するために、民間部門の提案にえこひいきすべきではない」とコメントした。それによるとKLSEはそれぞれの提案内容の信頼度を公平にチェックすべきだが、好みを表明すべきではないと言う。ジェラルド会頭はこれ以前にBintang Melewar Sdn Bhdの提案が、最良の内容としていた。(BT,ST,LZ:1/29)
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